使うと危険?!活性酸素を発生させる日焼け止め成分



フリーラジカルを発生させる日焼け止め成分とは




2010年度版EWG日焼け止めレポートが発表されました。

まあナノ粒子の危険性については
今年もまだハッキリとした結果は出ていないのですが、
新たなポイントとして
配合成分自体がフリーラジカルを発生させることが
指摘されていました。


疑いのある配合成分は:
  • メトキシ桂皮酸オクチル
  • オキシベンゾン
  • アボベンゾン
  • オクトクレリン
  • 酸化チタン
  • 酸化亜鉛
  • パディメートO
  • PABA
  • アントラニル酸メチル
  • メキゾリルSX

ケミカル吸収剤だけでなく、
ミネラル原料の散乱剤酸化亜鉛、酸化チタンも入っています。

酸化亜鉛、酸化チタンがフリーラジカルを発生させる

この説これまでにも耳にしていたのですが、
正直なところ腑に落ちなかったのです。

コスメに使用されているミネラル(酸化亜鉛/酸化チタン)も
活性酸素(フリーラジカル)を発生させる。

これは事実です。

でもじゃあ、何がどうなって体(肌)に悪影響を与えるの……?

何しろフリーラジカルは活細胞を攻撃し、
ダメージを与えて老化を促進させるもの。
ということは
活細胞にまで辿り着かなければダメージを与えることができない
 ということですよねぇ?

そして今の段階では、酸化亜鉛、酸化チタンは
表皮に留まって紫外線を散乱させるとされています。

人間の皮膚は外側から「表皮」「真皮」「皮下組織」。
そして今目に見えて、手で触れることのできる「肌」とは
表皮の一番外側にある角質層です。

角質層はケラチンというたんぱく質を主成分としています。
皮膚細胞が角化(表皮の細胞が角質細胞に変化する現象)の途中で、
細胞核を失ったもので、いわゆる死んだ細胞
ターンオーバーにより下から新しい細胞が出来てくると、
アカとなって剥がれ落ちます。

そしてナノ粒子の浸透性については未だに結論が出ていませんが、
16の正式な実験が行われ、うち15が
ナノサイズまたはマイクロサイズ酸化チタン/酸化亜鉛が
角質層を通り抜け、細胞にまで到達することはない」との結論に達しています。

現在までの実験結果量からは(ナノサイズの粒子でも)
健康な肌の場合表皮の一番上、言わば「死んだ皮膚」である角質層に留まり、
それ以上体内への浸透はないとされているのです。

ちなみに残りひとつ、「角質層も通り抜ける」としている実験は
被験者を71歳の老人グループにしていたりと(皮膚薄いですよね^^;)
日焼け止めを日常的に使用する年齢グループとは思えない括りなので、
イマイチ有効性に欠ける……という捉え方をされています

(Tan MH, Commens CA, Burnett L, Snitch PJ: A pilot study on the percutaneous absorption of microfine titanium dioxide from sunscreens. Aust J Dermatol 1996, 37:185- 187. )

まあもちろん、多くの研究者(や世間の風潮)は
「ナノ粒子、ホントに浸透しないの?するんじゃないの??」と疑い半分どころか
疑い8割くらいな雰囲気ですが(^^;

ともあれ粒子が表皮に留まるのであれば、
老化を促すカギがある真皮層には一切の影響がないということです。
(注:エクスフォリエイトのし過ぎのような状態
(角質層が出来上がっていない状態)であれば、もう少し奥まで入り込んでフリーラジカルの発生が始まる可能性も否定できません)

これらを踏まえた、私の結論。

MMUに使用されているマイクロサイズ酸化亜鉛や
酸化チタンはコーティングがしてあろうとなかろうと、
肌に悪影響はない。

ただエクスフォリエイトしたてとか、
肌荒れをしていて角質層が整っていないなど、
肌のコンディションが悪い場合には抗酸化物質のたっぷり入った
日焼け止めや下地をつけること。

……まあどちらにしても、今下地として
日焼け止めを使わない人はいないでしょうから、
単なる杞憂というのが私の結論です。


参考資料
http://www.tga.gov.au/npmeds/sunscreen-zotd.pdf
http://www.smartskincare.com
http://www.futurederm.com/2007/10/02/sunscreen-part-ii-physical-versus-chemical-alternatives-and-possible-detriments/
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