SLS(石油由来界面活性剤)配合、アトピーケア用保湿剤



 アトピー肌に処方される保湿剤が悪化の原因?





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アトピー、メタボ、不妊など「健康」にまつわる幅広い、
最新の学術研究を手軽に知ることができて、とても面白いのです。
先日気になる記事を発見しました。

アトピーケアに使われる保湿剤が、悪化を招いている?

aqueous cream BPという、
イギリス圏ではとてもポピュラーな保湿剤。

このクリームはアトピーや乾燥肌など
皮膚トラブルの時お医者さんにかかると、
保湿剤として、またはボディソープの代用品として
必ずと言っていい程処方されます。

そして「肌にやさしい」ため、赤ちゃんの保湿などにも使われています。

ところが。

バース大学の研究で、このクリームが実は
アトピーの悪化の原因になっている可能性があることがわかったのです。

健康な肌を持つボランティアの腕に
4週間に渡ってこのクリームを塗布したところ、
角質層が10%以上も薄くなっていたそう。

この研究結果から
もともと肌が薄くなり、弱くなっている
アトピー患者に使用するのは間違いでは?」としています。

これ、配合成分である界面活性剤、
SLS(ラウリル硫酸ナトリウム)が原因らしいのですが、
だからと言って「やっぱりSLSは悪者!!絶対避けなくちゃ!!!」と 
短絡的に結びつけられるものでもない、と思うんですよね。

SLSが多く使われるアイテム、シャンプーやボディソープなどは
「洗い落とすこと」を前提に作られていますから、
洗い流さない保湿アイテムとは違うように思うのです。

もちろんアトピー患者は石けんや界面活性剤を避けた方がよいので、
話は別になりますが……



アトピー肌の保湿/洗浄、アロマテラピーの出番です



じゃあアトピー持ちは何で体を洗いましょ?と考えてみたところ、
何も使わない」が正解のような気が。

ホコリや汗などの「普通の」汚れはシャワーで8割は落ちます。

例えば滲出液が出ていてカピカピになっていても、
お湯でふやかすことで落ちるでしょう。
そしてシャワーを浴びながら、体を手で撫でるようにして洗う。
ひどくなければ和紡布で全身をひと拭い。

そして「殺菌」「抗菌」は精油の出番です。

湯船にラベンダーマヌカ、カモミールを落として入浴します
(その際熱いお湯、長湯は避けましょう。乾燥を促します
……私はわかっちゃいるけどやめられない。ですけど・爆)

この方法で「体を洗う理由」はすべてカバーできるのではないでしょうか。

ちなみに保湿に関して、研究を発表した学者は
アトピー患者は界面活性剤を含むクリームベースの保湿剤よりも、
オイルベースの保湿剤を使用した方がいい」と結んでいました。

日本でこのクリーム(または同様の配合成分のクリーム)が
販売されているのかわからないので、
この記事は参考にならないかもしれませんが……

でも「肌にやさしい保湿剤」と言われている物に、
SLSが含まれていないかどうかを確認した方が良さそうですね。

それにしても久々に「常識」が
科学によってひっくり返されたような感覚がしました。
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