ノンケミカル日焼け止めの真実2015 Vol.3 酸化チタン、安全神話の崩壊。



コーティング済み酸化チタン、安全神話の崩壊


ナノ粒子酸化亜鉛、酸化チタンが肌に浸透し、体内に蓄積する……という疑いは晴れました。でもこの疑いが晴れるのと同時期に持ち上がった新たな懸念材料がコレです。



Depletion of the protective aluminum hydroxide coating in TiO2-based sunscreens by swimming pool water ingredients. 
Virkutyte, J, SR Al-Abed and DD Dionysiou. 2012.
Chemical Engineering Journal http://dx.doi.org/10.1016/j.cej.2012.02.074.

 酸化チタン日焼け止めに使用されている
水酸化アルミニウムの
スイミングプールの塩素による消耗について


コーティングすれば安全とされていた酸化チタン


ナノ粒子、ノンナノ粒子に関わらず酸化チタンは 紫外線照射の中で水と反応し
活性酸素を発生させることがわかっていましたが酸化チタンは酸化亜鉛と並んで、
優れた紫外線散乱剤として使用されてきました。
 (Konaka et al. 1999).

発ガンとその増殖に強く関係している活性酸素。発生した活性酸素・フリーラジカルは細胞に損傷を与え、肌の老化を早めるだけでなく、がんの発生などの可能性が指摘されています。

この活性酸素の発生を抑制するため、日焼け止めに使用される(主に)ナノ粒子酸化チタンはアルミニウムやシリカなどで「コーティング」されていました。
紫外線からの防御力はそのままに、水と接触しないようにしたのです。

このコーティングの安全性については、ごく少数の研究しかされていませんでしたが安定していて、安全とされていました (Auffan et al. 2010).



プールの塩素でアルミコーティングが活性酸素に変身?!


ところが2012年、衝撃の研究が発表されたのです。

これまで紫外線照射の中でも安定していて、安全とされていた水溶化アルミニウムコーティング。

これがプールの塩素と接触すると溶けてなくなり、紫外線照射されると活性酸素を発生させるナノ粒子酸化チタンがむき出しになってしまう。更にはアルミニウムコーティング自体が活性酸素に変質する可能性もあるとの発表でした。

紫外線+塩素という状態の中で水溶化アルミニウムコーティングがなくなった
ナノ粒子酸化チタンから、人体にとって一番タチの悪いヒドロキシルラジカルの発生が認められたそう。

塩素がなく、紫外線だけの場合、ヒドロキシルラジカルは発生しなかったそうです。

水溶化アルミニウムの劣化(変質)は主に塩素と接触すると起こると考えられていますが、著者はその他、プールの水に含まれるカルシウムやリン酸塩との関連性も指摘しています。

このリサーチでは海や湖、川などではコーティングの消滅は起こらないとしています。

しかし天然の水の含有成分はそれぞれ大きく異なりますしコーティングの変質に関わる他の要因や活性酸素の組成、ポリマーやシリコン、マグネシウム、水酸化ジルコニウムなど
他のコーティング原料の安定性についてなど、まだまだ明らかにされていない懸念材料が多くあるのです。


プールって塩素入ってるよね……(汗)


プールと言えば塩素です。
日焼け止め塗ってるから大丈夫!とプールに飛び込んで数分後には活性酸素の発生が始まっているかもしれないのです。

更にプールと言えば子供
子供達は自分で日焼け止めを選ぶことができません。日焼け止めを使ってあげること、
そしてその日焼け止めの安全性を確認することは保護者としての責任のようにも思うのです。

もしも今使っている日焼け止めに酸化チタンが使用されていたら原料リストをよくみてください。恐らく酸化アルミニウム(アルミナ、水酸化AI)がかなり高い可能性で含まれていると思います。


最強かつ、最も安全な日焼け止め=酸化亜鉛


2015年現在、最強かつ最も安全な日焼け止め原料は酸化亜鉛であることに疑いはありません

安全性の順位で言えば、ナノ酸化亜鉛よりノンナノ酸化亜鉛ノンナノ&ナノ酸化チタンよりナノ酸化亜鉛 と言えます。「ナノ粒子は体内へ浸透しない」とほとんどの研究、そして団体が認めています。

日焼け止めの真実2015 Vol.2 ナノ粒子酸化亜鉛は安全です

万が一浸透したとしても、酸化亜鉛は亜鉛と酸素に分解されるだけ。
このふたつの物質であれば、体が処理できるのです。

http://relishnz.shop-pro.jp/?pid=77207746でも酸化チタンを分解することはできません。
体内に入ってどこへ行くのか、どんな影響があるのか
まだわからないのです。

私はもう何年も酸化亜鉛の日焼け止めしか使っていません。「安全」とわかっているものがありながら、
他の危険性があるものを使う気にはならないから。

 レリッシュアオテアロアで扱っている日焼け止め3種はすべて酸化チタン不使用、酸化亜鉛のみを有効成分としていますが今現在「酸化亜鉛のみを有効成分としている日焼け止め」は少数派です。





ザッと調べてみましたが、ホントに少ない……
また酸化亜鉛オンリーの日焼け止めはホンキの日焼け止めが多いので、ソレオ的、オイルの配合分が多くベタつきのあるものが多いのです。

原料リストから使用感もよさそうだな、と思えたのは以下の3つ。


*ジュースビューティは頻繁に配合成分やレシピをアップデートしているので現行のものに限ります。


……それにしても
ヴェレダの日本限定日焼け止め、エーデルワイスUVプロテクトがまたここで登場してくるとは……

ガッツリ酸化アルミニウムを酸化チタンのコーティングとして使用してますね (- -;)

こうなると限定発売してもらって迷惑な位です。





参考:
http://www.environmentalhealthnews.org/ehs/newscience/2012/06/2012-1004-chlorine-degrades-nanoparticle-coating/



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