赤ちゃんのおむつかぶれ... 布オムツと紙オムツを比較すると?



布オムツ…… 母、その種類に翻弄される


息子タローは二ヶ月半のとき、
夜寝るときと、おでかけは紙オムツというパートタイムながら
布オムツデビューしました。

布オムツ……
イギリス英語ではCloth Nappy。
アメリカ英語ではCloth Diaper。

過去数年間、自然派道をひた走って来たワタシ、
布オムツに走らないわけがありません(笑)

それまで一切気にした事のないジャンルだったのですが、
まー奥が深いこと深いこと……

プレフォールド
ポケットナッピー
AIO
SIO
OSFA……

リサーチ当初は一体なんのことやら訳がわかりませんでした(^^;

日本ではライナー+おむつカバー(プレフォールド)のものが多いようですが
こちらで主流となっているのは
ライナーとカバーが一緒になった一体型の布オムツです。

Pocket Nappy(ポケットナッピー)や
All in One (オールインワン/AIO)といわれるもので、
言わば紙オムツの布版のような形態です。

*ポケットナッピー
おむつカバーの股部分がポケット(袋)になっていて、
その中に吸収体を入れて使用する

*AIO(All in One オールインワン)
ポケットタイプの更にラクチンバージョンとでもいいましょうか。
吸収体が股部分に縫い付けてあるので、
洗濯時にバラバラにならなくてラクチン……というもの

*SIO(Snap in One スナップインワン)
吸収体とオムツ本体にスナップボタンがついているもの。
オムツ本体が濡れていなければ、吸収体だけ替えればよい


何故布オムツを使うのか



よく言わている布オムツの優れた点は:
  • 紙オムツよりも安上がり(紙オムツ代+ゴミ回収代)
  • 使用後の紙おむつを溜めておかなくて済む
  • 肌にやさしく、おむつかぶれをしにくい
  • 環境にやさしい

上のふたつはまさにその通り!なのですが
下ふたつには正直疑問が……(^^;

紙オムツメーカーが出資したリサーチでは
布オムツを使っている方がおむつかぶれが多い」という
結果が出ています。

そして「アトピー持ちの新生児の場合、
紙オムツの方がかぶれが少ない」という学術リサーチもあるのです。

Clinical effects of diaper types on the skin of normal infants and infants with atopic dermatitis



これに対して布オムツメーカーは

1955年、
布オムツ使用率が100%だったアメリカでは、
おむつかぶれはたったの7.1%

1991年、
布オムツ:紙オムツ使用率は10:90に。
そしておむつかぶれは78% 

こんな風に具体的な数値をあげて、
布オムツのやさしさを強調しています。

Sources:  JOURNAL OF PEDIATRICS 1959, Vol 54 pp. 793-800 "Relationship of Peri-Anal Dermititis to Fecel pH" by Drs. Tamio, Steiner, Benjamin
CLINICAL PEDRIATRICS May 1991, Vol 30 Department of Internal Medicine & Pedriatrics, Loyola University Medical Ctr. "Newborn Chemical Exposure from over-the-counter Skin-Care Products" by Drs. Cetta, Lambert, & Ross




布オムツがおむつかぶれをしにくいというのは、
布だからおむつかぶれが起りにくい……という訳ではありません。

もっと単純に、布オムツの方が頻繁に新しいオムツに変える必要があるので
おしっこやウンチに肌が触れている時間が短いということ。

そして紙オムツの方がおむつかぶれをしないよ、というのは
ご想像通り……ありがとう高分子吸収体!(笑)

高分子吸収体のおかげで高い吸収力、そして通気性を保てるので
おしりがサラッと乾いた状態でいられるからです。

ですから
「どちらがおむつかぶれを起こしにくいか」と言えば
マメにおむつをかえてあげれば、どちらでも同じなのです



布オムツはエコ?



これも布オムツの広告でよくみかける言葉ですが、
私にはどうもそうは思えないのです。

紙オムツは、木材など多くの原料、そしてその加工を必要とし、
そしてもちろん、ゴミとして捨てられてから土に還るまでに
100年以上の時間が必要になると言われています。

……うん、エコじゃない。

対して布オムツ。
使い捨てではない布オムツは何度も使えて、
とてもエコ!……と言い切れるでしょうか?

何度も使うためには、何度も洗濯しなくてはいけません。
洗濯、そして乾燥にはとても多くの電力、
そして水を使うことに気がついていますか?

更に日本でも徐々に布オムツの
洗濯サービス(レンタル布おむつ)が増えています。
これらの業者が使うガソリンなどの燃料や、排気ガスについて
考えたことがありますか?

……これって、エコ??

布オムツと紙オムツ、
どちらも違う形で、同じ位環境に負担をかけていると思うのです。



布オムツ、これもまた「怖がらせ商法」の一種では。


布オムツにするか、紙オムツにするか……
この選択肢、選ぶ理由は以下の二つしかないと思います。

お母さんがこまめな交換や洗濯などの、負担に耐えられるか

そして

経済的理由


肌にやさしいとか、エコとかは所詮後付け。

実際に我が息子はこまめな交換にも関わらず
布オムツでガッツリおむつかぶれを起こしました。
そして紙オムツに変えた途端快癒……

夫の一言
だから言うたやんけ。自然モンがいいとは限らへんねん」が
私の中で教訓として残っています(笑)

逆に紙オムツでおむつかぶれを起こす赤ちゃんも、
もちろんいるでしょう。

一番大切なのは赤ちゃんの肌にあっているか、
そしてお世話するお母さんの負担にならないか……です。


参考:WebMD "Solving Your Diaper Dilemma"

















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