日本の旅行社は勧めない!NZ最強の観光エリア、ウェストコースト



あっという間に10月も最終週。
クリスマスホリデーはどうするの?」と訊ねられる時期になりました。



今年はまだどこに行くか決めていないのですが

タローが長距離ドライブに耐えられるようになったら
絶対に連れて行きたい地方があります。

ニュージーランドの秘境、ウェストコースト。
そしてフォックス氷河!

アクセスの不便さ、
天候の悪さから日本の旅行会社が組むニュージーランドツアーに
入っていることは皆無と言ってもいいエリアです


「帰りたくない」と感じた初めての場所




ニュージーランド南島、ウェストコースト(西海岸地方)。

上は亜熱帯雨林、下は氷河と南北600kmに渡るこのエリア、
ひとつの地方としてまとめるにはムリがある」と私は思うのですが(^^;

南島の中央にNZ最高峰Mt Cookを含むサザンアルプスが
ズバーン!と南北にそびえていてるので
非常にアクセスしにくいエリアと言えます。

(南島最大、国際空港のあるクライストチャーチ、
そして第二の都市ダニーデンなど大きな街は東海岸に位置しています)

クライストチャーチからであればArthur's Pass(アーサーズパス) 国立公園を抜け、
Graymouth(グレイマウス)の街へ出てから南下、約400km。

ダニーデンからなら内陸ルートでWanaka(ワナカ)へ、
Mt Aspiring (Mtアスパイアリング)国立公園、
Haast(ハースト)を抜けて北上、約530km。

どちらにしても長距離ドライブは避けられないウェストコーストですが
私にとってNZ国内あちこち旅行してきた中で、
最終日に「帰りたくない」と思った初めての場所です。

……まあその時予約していたメインイベント、
氷河ヘリハイクが雨天中止になったこともありましたが(^^;



ニュージーランド元来の姿を色濃く残す秘境


ニュージーランド=緑の牧場が明るく広がっている……という
イメージが強いと思いますが、
これはイギリスからの入植者たちが土地を切り開いた結果。

元来ニュージーランドは、くまなく原生林に覆われた
昼なお暗い、閉ざされた地だったのです。

ウェストコースト地方には、
NZ全国で14カ所ある国立公園のうち5つがあり
更に南部はユネスコ世界遺産登録されています。

23,276km2という広大なエリアに、人口はたったの31,000人程。

だからこそ「NZ元来の姿」が色濃く残っていて
モア(絶滅した世界最大の鳥。キウイの親分みたいなヤツ)をみた」とか
明らかに眉唾なんだけど、
未知動物好きな私がワクワクするようなウワサが未だに立つわけです。



 

モアとマオリ族 
でもこれ、剥製と一緒にオタゴ大生が撮影したオチャメコスプレ写真です(笑)


海岸線あり、森の中あり、峠越えあり、川沿いあり……と
変化に富んだドライブルート(国道8号線)がいい。

やはりNZ北島やダニーデンとは植物層も違うので
運転しているおっちゃんもキョロキョロしてました。

こう考えると、草や木や花や実(食べられるかどうかがポイント・笑)や
虫や石に興味ある私たちだからこそ、ウェストが楽しかったのかも……


世界一お手軽な氷河 フランツ・ジョセフ&フォックス氷河




ウェストコースト地方には見所がたくさんありますが、
その中の大きな目玉アトラクションは氷河。

NZには8つの大きな氷河があり、
有名なのはフォックス氷河フランツ・ジョセフ氷河です。
(隣り合った街で、車で5分もかからない距離)

世界中どこを探しても、これだけお手軽な氷河は他にないとか…… 

どれだけお手軽かと言えば、
街からヘリに乗り3分後には氷河の上に降り立てる

そしてたったの海抜250mに位置しているので
寒さもそれ程厳しくはなく、手軽な装備で行けるのです
ちなみにおっちゃんは半袖短パンでOKでした(^^;。

ツアーの定員はガイド一人につき最大12名なのですが、
私が参加したツアーはガイドさんを入れて7人。

全長13kmの氷河の上に、人間はたった7人のみ

聞こえてくるのは氷の下を流れる水の音だけ。
何かとても特別な感覚でした。







最高峰の山を湖面に写す湖、マセソン湖


このときのウェストコースト探訪ルートは
ダニーデンからウェストコースト、
アーサーズパスを抜けてクライストチャーチ、
そしてダニーデンへ戻って来る……というルートでした。

もうひとつ、フォックス氷河近辺で楽しみにしていたのが
Lake Matheson(マセソン湖)

フォックス氷河の街から5kmのところにあるこの湖、
風のない日にはNZで一番高い山であるMt CookとMt Tasmanを
鏡のように湖面に映すことで有名なのです。

湖をぐるりと一周右回り、一時間程度のループトラックで、
途中に展望スポットがA、B、Cと3カ所あります。

でも私たちはズルして左回り、一番いい展望スポットCへ直行です。

一周キチンと歩くのもいいんですよ、
すごくいいウォーキングトラックだし……
でも湖が優先順位第一位だから早く行きたくて(笑)

当日、山は見えているものの「心地よい風」が吹いている状態。
心地よかろうがなんだろうが、
風が出たら湖面にさざ波が立ち、山が映らない……
結果風止み待ち1時間程。

そして撮れたのがこの写真です。




一時間の風待ち中、
色んな人が展望スポットを出たり入ったり……

でもまあ皆さん時間の都合があるから、
5分程で立ち去っていきました。

中でもアジア人の女の子5人組は
展望スポットへと入って来たものの、
景色を一瞥だけして写真も撮らずに立ち去って行った……。

彼女らの興味のなさ加減には思わず笑ってしまいました(^^;

まあ、「見るだけの自然」に興味のある年代じゃないだろうし、
仕方ないんだろうなぁ。

こう思うとNZは日本における京都のようなところで
歳を取ってから訪ねると面白い」のかもしれません。

中学の修学旅行で京都行きましたが、
お寺見てもな~~~~んにも面白くなったもんなぁ(爆)


足を伸ばす価値のあるエリア


ウェストコースト旅行中に気付いたことのひとつなのですが、
ヨーロッパ人観光客の多いこと!
フランス語をあちこちで耳にしました。

それに対して日本人観光客は皆無に等しい。
残念ながら大手ツアー会社もウェスト方面へのツアーは組んでいないので
行くとなると、個人アレンジになります。

そうなるとアクセスも大変だし(まあセスナなどは飛んでいますけど……なんか怖い・笑)、
天気も不順だしで確かに難しいとは思うのですが……
勿体ない!!

……という訳で、モデルコースを考えてみました。


【1日目】

クライストチャーチからトランツ・アルパイン鉄道
アーサーズパスを抜けて、グレイマウスへ。
 





【2日目】

レンタカーを借りて海岸線沿いを南下。
グレイマウスからフランツ・ジョセフまでは173km。
ゆっくりドライブでも2時間ちょっと程の距離です。

途中ホキティカ(HOKITIKA)は小さいながらもかわいい街。
ブラブラとお店をみたり、カフェでお茶したり、ビーチ散策がお勧め。
(西海岸のビーチには色々漂流物が落ちていて、面白い・笑)

フランツ・ジョセフ泊。
小さな街ですがレストランやカフェ、バーも何件もあるので、
食事に困る事はありません。


【3日目】

氷河ヘリ&ウォーク。
フランツ・ジョセフ泊。

【4日目】

クイーンズタウンへ向け出発(350km/4時間半)
途中ワナカやクロムウェルのワイナリーに寄ったり、
夏であればさくらんぼ狩りも楽しめます。

レンタカー返却、クイーンズタウン泊。

【5日目】

 日中クイーンズタウン観光、夕方飛行機にてオークランドへ。


【6日目】

 早朝オークランド発、日本へ帰国



……この日程、かなりの強行軍です。

その上メインイベントの氷河ヘリ&ウォーク、
お天気に滅茶苦茶左右されるので、
実は当日キャンセルになることも多かったりして……

だから日本の旅行会社さん、ツアー組めないんだよなぁ(^^;




    


「ニュージーランドでどこがお勧め?」と聞かれたら
私は迷わず「ウェストコースト」と答えます。















今日の写真:ウェストコーストの海岸。グレーのグラデーションも素敵です。
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