ニュージーランドの教育システム【乳幼児教育編】




今日のダニーデン、24℃ありました。
真夏です。



息子に「スーパー買い物行くよ」と言ったら「イヤ〜」。
なんで?と尋ねたら 「タロー too hotで何もしたくないのよ

24℃でこのていたらく。
真夏の日本には帰れないな……


さて、ニュージーランドの園活事情については
ニュージーランドで園活!NZの教育補助金制度というエントリーで語りましたが
今日はもっと基本的、ニュージーランドにおける乳幼児教育の選択肢についてです。


ニュージーランドの教育システム | Early Childhood Centre (0 ~ 5、6歳)


まずはEarly Childhood Centre(アーリー・チャイルドフッド・センター)。
これは日本で言うところの私立の「保育所」にあたるかな……?

そもそも「保育所」とは:


保育所(ほいくしょ)は、保護者が働いているなどの何らかの理由によって
保育に欠ける児童を預り保育することを目的とする通所の施設。

施設名を「○○保育園」とする場合も多いが、児童福祉法上の名称は保育所である
(尚、市区町村の条例で施設名を〇〇保育園と定める例がある)。

地域によっては、公立を保育所・私立を保育園という形式で分けるところや
施設面積が広いところを保育園・狭いところを保育所とするところもある。

Wiki 保育所

日本ではどうやら保護者が仕事を持っていたり、
疾患があったりと何らかの事情がない限り、
子供を預かってはもらえないみたいですが
ニュージーランドでは無問題。

保護者の片方が専業主婦(夫)でも、
誰か子供の面倒を見れる人が家にいたとしても、
空きさえあれば入園OKです。

ほとんどの保育所では週20時間まで無料なので
子供が3歳以上で週20時間までに抑えれば、月謝は大してかかりません。

0〜3歳まで、そして3歳以上でも週20時間を超えると、
1時間いくら……という単位で費用が請求されます。

ちなみにオークランドの平均フルタイムケア費用(3歳以下/補助金なし)は
$320/週($220~$408)だそう。


週20時間まではタダ!20hours free ECEについてはこちらをどうぞ
 ニュージーランドで園活!NZの教育補助金制度

 


ニュージーランドの教育システム | Playcentre (0 ~ 5、6歳)


一番特殊なのがこのPlaycentre(プレイセンター)でしょう。

プレイセンター(Playcenter) は親、保護者参加による協働運営組織。
幼児教育の場を提供すると同時に、親同士の同意のもとに組織運営されており、
親同士の相互援助により運営される組合。

親子ともに学び遊ぶことを目的とし、
子供の成長と同時に親としての成長を促進する目的をもつ。

1941年に全国初のプレイセンターがウェリントンに開設され、
1948年に全国評議会が設置された。

ニュージーランドでは60年以上の歴史を持ち、全国に512箇所(2008年)の
プレイセンターが設置されている。

Wikiより抜粋



保護者も一緒に子供の面倒をみる保育所

この言い方が一番的を得ているでしょうか……
施設としては通常の保育所や幼稚園と一切変わりありませんし、
20hours free ECEも受けることができます。

日本と同じく、ニュージーランドも保育園や幼稚園で先生として働くには
幼児教育の教員免許が必要となります。

でも、プレイセンターにはこの「先生」が必要ありません。

その代わり、各保護者はNZQA(New Zealand Qualifications Authority/NZ国内の各種教育機関の資格認定等を行う政府組織)認定のディプロマコースを履修、取得することが
推奨されています。



プレイセンターは通常の保育所や幼稚園と違って
朝子供をドロップオフして、さ〜 鬼のいぬ間にママ友とランチ♪
 ……てなことはできません(^^;

なぜなら親も子供と一緒に、プレイセンターにいることが基本だから。
 (3歳以上の子供は週に3回までドロップオフできたりするようですが)


ちなみにニュージーランド生まれのこの機関、日本にもあります。
→ 日本プレイセンター協会



ニュージーランドの教育システム | Home-based Care (0 ~ 5、6歳)


Home-based Care(ホームベースドケア)。

読んで字のごとし、保育所や幼稚園に通うのではなく自宅、
もしくはエデュケーター(先生)の家で行われる乳幼児教育です。

1人のエデュケーターが一度に面倒をみれるのは4人まで、
2歳以下の乳児であれば2人までと徹底した少人数制。

……ベビーシッターと何か違うの?という気も多少するのですが
なんて言うのかな、もっとちゃんとしてます……というか、組織的です。

Educator(エデュケーター)/Caregiver(ケアギバー)と呼ばれる所謂先生は
Home-based care派遣会社に登録しています。

その登録者と雇用者(この場合子供の保護者ですね)をマッチングさせるのが、
Home-based Care派遣会社。

エデュケーターは法的には資格は必要ないのですが、
現実的には多くのエデュケーターが、何らかの幼児教育の資格を持っています。
有資格者のエデュケーターにお願いしたいのは親心ですよね。

ちなみにライセンスを有する派遣会社を使えば、20hours free ECEも受けることができます。


ニュージーランドの教育システム | Kindergarten (2.5 ~ 5、6歳)


Kindergarten、通称Kindy(キンディ)。

所謂ところの「幼稚園」なのですが、
特に New Zealand Kindergarten Associations (NZキンダーガーテン協会)に属する
Community Kindergarten(コミュニティキンダーガーテン)を指すことが多いです。

NZ全国に26支部、430園の傘下コミュニティキンディがあります。


コミュニティキンディとアーリー・チャイルドフッド・センターの大きな違いとは


それはセッションの時間割費用と言えます。

一昔前まで「コミュニティキンダーガーテン」と言えば「二部制」。

大きい子供は週5日/午前中(9時〜12時)
小さい子供は週3日/午後(1時1〜3時15分)


最近では生活パターンの変化に伴い、この二部制キンディは減ってきているようです。
ほとんどのキンディで週4日/6時間など、もっと長い時間受け入れてくれます。

そしてもうひとつの大きな違いが費用。

無料で利用できる20時間を超える時間を申し込むと、
年齢によって$2.50(2歳)から$5.00(3、4歳)(時間)程かかります。

キンディ以外の保育園では
$5.50(2歳以上)~ $5.50(3歳〜)(時間)ですから、結構大きな違いになりますね。

費用的にはこのコミュニティキンディが一番安価なチョイスな上に
施設も整っているし、先生たちのクオリティも高いので人気があります。



*費用は各支部によって変わります


幼稚園ライフ、日本との違い


私自身が日本の幼稚園を知らないのでアレなんですが(^^;
日本だったらこうだろうなぁ……と思うことをあげて行きたいと思います。


園服がない。 アナ雪ドレスでもスパイダーマンスーツでも登園OK


上記ニュージーランドの乳幼児教育機関、どこも園服がありません。
あってもコミュニティキンディでぼうし程度

私服で行くのでもちろん毎日泥汚れ、絵の具汚れ、食べこぼし、砂場の砂など
思いつく限りすべての汚れでドロドロになって帰ってきます(^^;

女の子たちはプリンセスのティアラやネックレス、フェアリードレスや羽をつけて。
男の子はスパイダーマンのスーツやマントヒラヒラさせて登園したりする。
たまに「このパジャマを見せたい!」とパジャマで来る子も(笑)

この辺はやはり海外だな、と服装や持ち物の規制のなさを感じます。

そして土足文化なので、上履きも必要なし。
タローの通うモンテッソーリプリスクールは給食が出るので、毎日手ぶらで登園です。


歯みがきなし、お昼寝……は、したい子だけどうぞ


食後の歯みがき、ありません。
これはさせた方がいいと思うんですけどねぇ……
「一日に最低2回は磨きましょう」とのNZ厚生省の指導なので
「朝と晩、家で磨かせて下さい」ってことなのか……

そして集団強制お昼寝はなく、寝たい子は寝なさい〜というスタンスです。



保護者同士の交流が少ない(プレイセンターは除く)


児童全員が週5日、同じ時間に登下園している訳ではない上に
保護者会的なものもないので、  保護者同士顔を合わせる機会は
結構少ないように感じます。

特にタローは他の子とは違うハンパな時間通っているので(笑)
仲良しのお友達のお父さんお母さんと会う機会は、
誕生日会にお呼ばれしたときくらい……

気楽と言えば気楽かも(笑)


年齢縦割りではなく、全員ごちゃ混ぜ 


0歳の赤ちゃんもいるアーリー・チャイルドフッド・センターは
基本的には年齢別(0~2歳クラス、2〜3歳クラス、3〜5、6歳クラス)に
クラスが分かれています。

コミュニティキンディなど2歳半から受け入れる幼稚園では
年齢関係なくひとつのクラスのことが多いです。

でもまあ、自然と近い年齢同士で仲良くなるようですが。



ボトムライン


ニュージーランドの乳幼児教育にこんなに選択肢があったこと、
今回よ〜く調べてみて初めてわかりました(^^;

  • 2歳以下の赤ちゃんを持つWインカム家庭は、就業時間中預けることができるアーリー・チャイルドフッド・センターやホームベースドケア

  • 子供が2歳半以上で専業主婦(夫)、もしくはパートタイムワーカーで、預ける時間が短くてもOKな家庭はコミュニティキンディ

  • 専業主婦、且つ幼児教育に積極的に関わりたい家庭はプレイセンター


どうやらこんな感じで皆さん幼稚園を選んでいるようです。

子供って親が思っている以上に順応性高いから、
極論どの幼児教育機関でも楽しい時間を過ごせそうな気もします。
幼稚園選びは親の判断100%に近いですね(笑)












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