ケミカルフリースキンケア道場6「スペシャルケア」



さて、ケミカルフリースキンケア道場は「スペシャルケア」について。
毎日のルーティンケア、洗顔と保湿に対し週に2、3回の「プラスα」のケアがスペシャルケアです。スクラブやピーリングなど「剥がすケア」、そしてパックなど「与えるケア」がこれに当てはまります。




スクラブとピーリング


健康な皮膚は通常28日周期でターンオーバー(新陳代謝)が行われています。


ターンオーバーとは、表皮の細胞が、皮膚の奥から表面へ押し出され
剥がれ落ちるまでの代謝サイクルのことをいいます。赤ちゃんや子供の肌が特別なケアをしなくてもツヤツヤ、プルプルできれいなのは、ターンオーバーが活発に行われているから。

残念ながら年齢とともにこのターンオーバーは順調ではなくなってきます。ターンオーバーが遅くなった肌は、古くなった角質が剥がれ落ちずに表皮に留まることに 。そのため角質が厚くなりザラザラの手触りになったり乾燥したりとトラブルを抱えることになるのです。



また、ターンオーバーの乱れがニキビの原因となっている場合もあります。
ニキビ対策の基本は皮脂を毛穴につまらせないこと。毛穴に皮脂がつまらなければ、アクネ菌が増殖して炎症を起こすこともないのですから。

ターンオーバーが正常であれば、皮脂が毛穴の外へスムーズに排出され、目詰まりすることはないのです。

そして皮脂が毛穴につまらない肌とは水分たっぷりの肌表面(角質層)のことです。

このターンオーバーを活性化させるためのアイテムがスクラブ、そしてピーリングです。

双方目的は同じですが、方法が違います。


スクラブとは:


自然に剥がれ落ちなかった角質をスクラブ(=擦る)することで物理的に古い角質や汚れを剥がし、除去する方法です。

スクラブ粒子としてナチュラルコスメでよく使われているのはナッツ系(クルミの殻やアーモンド、モモ核など)やホホバビーズ、バンブー粒子など。

少々乱暴に言ってしまえば、材質よりも粒子の形が大切で、角が取れていて丸いもの程、肌を痛めません。


【スクラブ洗顔の方法・やさしく、上に向かって】

週に二回、メイクを落とした状態でスクラブします。
「ゆっくり、時間をかけて」がポイント。
強くゴシゴシこするとご想像通り、肌を傷つけることになってしまいます(^^;のんびりゆったり、くるくると上に向かうようにマッサージしましょう。

もしもあなたのお肌が薄く、不安定でしたらスクラブ前にフェイシャルオイルを塗ってみて下さい。オイルが肌にベールをかけてくれますので、刺激が和らぎます。



ピーリングとは:

対してピーリングとは、角質を「酸」により柔らかくして古い角質を取り除く方法です。
強い酸を使うクリニックでのケアもありますが、セルフケア用の商品も多く販売されています。

主な有効成分はAHA(アルファハイドロキシ酸/フルーツ酸)、BHA(ベータハイドロキシ酸)サリチル酸、乳酸など。これらは洗顔料にも配合されている成分です。

フルーツ酸を使用したマイルドなものはケミカルフリーでも作りやすいためオーガニック/ナチュラルコスメメーカーからも発売されていますが、家にある材料で簡単に手作りすることも可能です。

AHAケミカルピーリング


1. 砂糖(グリコール酸)とヨーグルト(乳酸)をボウルにいれてよく混ぜる
2. 顔全体に塗り15~20分おいて、洗い流す


BHAケミカルピーリング

1. ベーキングソーダを水に溶かしておく(酸の中和剤になります)
2. 浅いお皿にアスピリン錠をおく(アスピリンはサリチル酸です)
3. アスピリンにレモンジュースをふりかけます(アスピリンを溶かすのと同時に、クエン酸をプラス)
4. スプーンでアスピリンを砕き、ペースト状にします。必要ならレモンジュースを足してください
5. 顔全体に塗り10分おいてから、1で作った中和剤にコットンを浸し、ふきとります。

<レシピ>
ベーキングソーダ 大さじ1
水 1カップ(250ml)
アスピリン 12錠
レモンジュース 適量



スクラブにしても、ピーリングにしても大切なのは「やり過ぎないこと」。
必要以上に角質を取り除いてしまうと、乾燥肌などの肌トラブルの元となり反対に老化を早めてしまうことも。週に1~2回を限度としましょう。



シートパックと蒸しタオルパック


現在日本で主流になっているのはシートパックではないでしょうか。
シートパックは「浸透/閉じ込め力の強いセラム(美容液)」とも言えます。

化粧水やセラムをつけるとき、肌によ~く馴染ませ浸透させないと肌に吸い込まれる前に蒸発してしまいます。その点シートパックは長時間皮膚に密着させることで、蒸発を減らし美容液の効果を最大限に取り込むことができるのです。

この「シートパック(海外ではシートマスク)」という商品はアジア(日本が最初じゃないかと思うのですが)で生まれ、西洋圏に「輸出」されたものだと思われます。

今現在”Facial Sheet mask Organic Natural” と検索をかけると韓国のWhamisa(ファミサ)等、韓国オーガニックコスメしかヒットしません。「使い捨て」という概念はオーガニック/ナチュラルコスメメーカーやその愛用者にはプラスに働かないため、アジア圏外のメーカーは生産しないのでは……と推察しています。


【ホームメイドシートパック】


市販のシートパックはケミカル原料たっぷりで使いたくない……
そんな場合にはドライタイプのフェイスマスクシートを使いましょう。

小さな容器にお手持ちのセラム(ブレンドオイルでもいいと思います)をたっぷりと浸すだけ。セラムは高価ですから精製水(またはフローラルウォーター)やキャリアオイルで薄めるのもお勧めです。


【蒸しタオルでいいのでは……?】


しかしながらシートパックの効用(保湿、栄養分を肌に取り込むこと)、そして方法(肌に長時間密着させる)を考えると「蒸しタオルパックでいいのでは……?」と私はいつも思うのです。

メーカーにしてみれば、消費者にもう一品買わせたいでしょうから「シートパックとセラム+蒸しタオルは違いますよ!」と言うでしょうけれども、両者の違いは「パックしたままウロウロできるか」の一点のみのように思います。


★セラムやブレンドオイル、フェイシャルクリームを使ったマッサージ&保湿タオルパック


お風呂でリラックスしながらのケアがおすすめです。

湯船につかって、しっかりと毛穴が開いてから
500円玉程度の量を手に取って顔に伸ばし
マッサージスタート。「気持ちいい」と思う強さでどうぞ。



中指と薬指を使い、眉間から生え際に向って10回さする。額の中心からこめかみに向ってらせんを描く。



↓

中指を使って軽く、目の周りを一周。
目のくぼみに沿って、目頭→まぶた→目尻→目の下という順番で10回。





鼻筋は左右の中指を交互に使って上から下へなでる。小鼻はふもとから鼻の頂上に向ってなでる。各10回。



↓

頬を上部、中部、下部それぞれを中指と薬指を使い、円を描きながらなでる



↓



中指で鼻から唇わきの筋にそって圧迫し、すぐにパッと離す。5回 。



↓



人さし指から薬指を使って、頬を口角からこめかみに向い、らせんを描きながらさする



↓



下唇の下を右の中指で左の口角から右の口角へ向ってさする。上唇の上も同様にさする。







親指と人さし指で顎先からえらまで5、6箇所つまみながら進む。3回。



↓



顎の先端を右の指先で包み、あごのラインにそって
右の耳の付け根までなでる。左も同様に左の耳の付け根まで。各10回。



↓



そのあとお湯でぎゅっと搾ったタオルを顔全体にかけてゆっくり香りや暖かさを楽しみましょう。







タオルをもう一度お湯でしぼり、こすらず顔にぎゅっと押し付けるようにして
余分なオイルを取り除きます。くれぐれも、洗い流したりしないように!



最後に水で絞った冷たいタオルを顔にあてて、毛穴を引き締めましょう。

お風呂で毛穴を開かせてからマッサージをすることで、毛穴の汚れや角栓をやさしく落とす事ができます。また同時に高い保湿効果があるので肌のハリやシワの改善も期待できます。


ボトムライン


いかがでしたでしょうか。

スペシャルケアのポイントは「剥がす」と「与える」。
適度に剥がしつつ、たっぷり与える……と言ったところでしょうか。

またスペシャルケアアイテムはたくさん販売されていますが、実は通常の洗顔料や化粧水、保湿アイテムと違って手作り&使い回しが可能だったりします。

「スペシャルケアだからいいものを……」
「普段使うものこそいいものを……」

ふたつの考え方がありますが、普段使っているアイテム、私の場合はアザリスNZ ボタニカルフェイシャルセラムですが、これがスペシャルケアにも十分転用可能、って理想的だと思うのです。






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