ナチュラルデオドラントクリーム、戦国時代の幕開け

ナチュラルなデオドラントクリーム、激増中です


過去3年間ほどナチュラル・オーガニックコスメハントから遠ざかっていたのですが、2ヶ月ほど前からまたブームがやってきました👍 そしてハンティング中に気づいたのが、ナチュラルデオドラントクリームが以前に比べてとっても増えたこと。一般的な制汗剤・デオドラントスプレーからスイッチする理由って、なんでしょう??





そもそもデオドラントの働きは?


脇のニオイを消すことでしょ、と言ってしまったら身も蓋もないのですが、その通りです😅 実際にはニオイを抑える消臭剤(デオドラント)と、ニオイの原因となる汗を抑える制汗剤の2種類があるのですが、両方の効果を持つものも少なくはありません。

 消臭剤(デオドラント)
ニオイの原因となる雑菌を殺菌して、ニオイを抑えるのが主な働き。一般的なデオドラントには銀イオンや緑茶エキス、重曹など殺菌力や消臭力の強い成分が使われています。

 制汗剤
毛細血管を収縮させ、発汗を抑えます。ただもちろん100%抑えられるわけではないので、出てきた汗を吸収する原料もプラスされている場合が多いです。制汗作用にはアルミニウムやミョウバン、吸収にはタルクや酸化亜鉛、デンプンなどが配合されています。

これらの原料にプラスして香料(一般的には人工香料)が添加されたのが、「デオドラント」「制汗剤」です。



ナチュラルデオドラントクリームの原料は?





私の今のお気に入りが、このBee Fresh(ビーフレッシュ)。原料はかなりシンプルで:
ココナツオイル・シアバター・タピオカ粉・重曹・ビーズワックス(ミツロウ)・スイートオレンジ精油

制汗作用はなく、タピオカパウダーで汗を吸い取って、重曹で消臭して、ミツロウとスイートオレンジ精油で殺菌......って感じ。正直最初は半信半疑だったのですが、効くんですよこれが。朝つけて夜お風呂に入るまで効果が持続するんですよ。

プラスチックを使わず、簡単に土に還るポリシーのあるパッケージ。長い筒は底を押し出して使うタイプ、短い方はクリームタイプなので指でつけます。脇毛処理していない男性にはクリームの方が使いやすいと思います。






こちらもショップで販売を決めたZoo ナチュラルデオドラントクリーム。こちらの原料は:

シアバター・アローウィートパウダー・ココナツオイル・カオリンクレイ・ヒマラヤンソルト・ココナツ由来グリセリン・精油(ベルガモット、レモン)ビタミンE

アローウィートパウダーとカオリンクレイで汗を吸い取り、ヒマラヤンソルトと精油(ベルガモット、レモン)で殺菌ですね。重曹は人によっては肌荒れの原因となるからパス、そしてミツロウを使わないベーガンデオドラントクリーム。こちらもやっぱり1日効果が持続します。



デオドラント戦国時代幕開け(な、気がする)


私は過去7、8年間、「ミョウバン」原料のデオドラントストーンを使用していました。ナチュラル系デオドラント(ロールオンタイプ)のつけた後のベタつきは苦手、ヴェレダなどナチュラル系ブランドのスプレーは原料をみる限り効果が弱そう(使ったことはないんですけどね)......となると、消去法で残るのがデオドラントストーンだけだったのです。

それが最近調べてみると、デオドラントクリームやらバームやらがたくさんある!それも各ブランド原料を工夫していて、ナチュラルデオドラント戦国時代とちょっと大げさに名付けてもいいくらいです。

特筆すべきはどのブランドも「制汗剤ではありません」としているところ。
汗をかくということは身体の自然なデトックス行為であり、これを無理矢理抑えることはよくないからだそう。

特に制汗剤の有効成分として使用されているアルミニウムは、乳がんやアルツハイマーとの関連性が懸念されています......ってこれはまたおなじみの怖がらせ商法では??




やっぱりここにも。怖がらせ商法


ナチュラルアイテムがあれば、そこに怖がらせ商法あり。

ナチュラル派の私ですが、もっと他のマーケティング方法しようよ...... といつも思います。
制汗剤にまつわる怖がらせポイントは、とにかくこのアルミニウムと乳がん、アルツハイマーの関連性です。

デオドラントや制汗剤は特に、脇の処理など表皮を傷つけたあとに使うことも多いので、体内への浸透力の高さが取りただされています。研究者の中には「アルミニウムを使用した制汗剤が、乳がんの発がん性を高める可能性がある」という研究を発表しています。
でも疑われているだけでエビデンスはないし、アメリカがん協会も現時点では「関連はないと思われる」というスタンスです。

American Cancer Society: Antiperspirants and Breast Cancer Risk (10/2014)
http://www.webmd.com/skin-problems-and-treatments/features/antiperspirant-facts-safety#1


アルツハイマーとアルミニウムについては1960年代に話は遡ります。いくつかの研究で、アルツハイマー患者の脳から高レベルのアルミニウムが検出されたのです。その研究結果は注目を浴び、アルミの缶詰や胃酸を中和させる薬「中酸薬」、そして制汗剤の安全性が疑問視されるようになりました。

でもこのトピックについてその後も多くの研究がされていますが、どれ一つとして「アルミニウムとアルツハイマーには関連性があある」と高い可能性を示す結果は出ていないのですM. Snyder, PhD, senior associate director of medical and scientific relations for the Alzheimer's Association

さらにもうひとつのウワサ、アルミニウムと腎臓疾患についての関連性。確かにFDAは制汗剤の注意書きに「腎臓疾患のある人は、使用前に医師に相談してください」との表示を義務付けていますが、これが当てはまるのは腎臓の30%未満以下しか働いていない人。実際に腎臓までアルミニウムを浸透させようとしたら、制汗剤一本丸呑みしないといけないレベルと言われています。nephrologist Leslie Spry, MD, FACP, spokesperson for the National Kidney Foundation


乳がんもアルツハイマーも、どちらもとても複雑な病気であり、制汗剤など何かひとつの現象が発病の原因となることはありえないのです。




ボトムライン


私がナチュラルデオドラントを使う理由はやはり、人工香料に集約されます。幸運にも人工香料アレルギーではないのですが、人工香料を使わない暮らしを10年以上していると、人工香料の香りが不快な香りでしかないのです。

そうそう、香料アレルギーの場合、無香料なら大丈夫という訳でもありません。無香料としている商品は香料0ということではなく、配合されている成分の香りを隠すための香料が配合されていることもあったりして。

効果があって選択肢もどんどん増えているナチュラルデオドラント。
この夏はぜひスイッチしてみてくださいね!








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