アトピー治療の第一歩。生活習慣を振り返る問診票の記入
まずは問診票を記入します……自分の生活を、かなり詳しく。特に「一日の食事」は時間・食べたもの・飲んだもの・その時の身体の状態など細かく分かれています。
さらに今摂っているサプリの種類、回数、目的。その後は質問攻めです。
夜はよく眠れるか、何時に寝て何時に起きるのか、便秘はしていないか、これまでに大きな病気はしていないか、頭痛持ちか、生理は重くないか、 etcetc....
この質問に答えていると自分の身体の状態を冷静に分析できます。答えつつ、私って意外と健康……とシミジミ思いました。だってほとんどの質問の答がNOなのですもの😊
質問攻めが終わったあと、Deeは舌・爪・目を見てくれました。舌や爪には健康状態が現れるといいますし。
舌は一言Goodで終わり。爪は浅い縦線が入っているので「栄養分をすべて吸収できていない」と指摘されました。確かにDeeの爪には溝がない!
Iridology(虹彩学)初体験
そして目。というか、黒目。以前から存在は知っていたもののイマイチよくわからなかったIridology(虹彩学)です。
これは黒目の部分を観察することによって、体や心の健康状態、疲れている箇所などを分析する学問……なのですがQuackwatchはナチュロパシー以上にウソ八百としています。
それはともあれ私も見てもらうと「健康だけれども、ストレスを内に溜め込むタイプ」とのこと……やっぱり溜め込んでいたか。
実は去年マイルドな過呼吸になり、これはストレス性では……と疑っていたのでした。
これらの問診をもとに、症状改善へのアドバイスを受けることになります。
(nextPage)
アトピー完治を助ける食事とは
ナチュロパシーのセッションでは、問診を元に「こうしてごらん」という方法をアドバイスされます……多分これ、誰もがいわれなくてもわかっていることなんじゃないかなぁ😅
西洋料理はダメよ、これからも和食を食べ続けなさい!といわれました。ちなみに私が書いた食生活モデルは:
- 朝食:ハーブティ1杯
- 10時のおやつ:豆乳ラテ/たまにパンひとつ
- 昼食:玄米おにぎり/みそ汁/りんご
- 3時のおやつ:豆乳ラテ/アーモンド/くるみ/たまにパンなど
- 夕食:鍋(鳥団子/白菜/水菜etc/豆腐)、うどん
- 飲み物:ハーブティ/緑茶/ビールorワイン1杯
もちろん毎日こんなにおりこうさんではなく、たまにマフィンを食べたりクッキー食べたりKFC食べたりしますけど。
とにかく我が家は昨年夫の超・高コレステロールが発覚してから毎日の食事がほぼ和食になり、身体に悪い外食もガクンと回数が減りました。
クッキーやチョコレート、ポテトチップスなどのジャンクフードも滅多に食べなくなったし、精製した小麦粉を使ったパンや加工パンは避け、ごはんも白米ではなく玄米に。
そして野菜と果物の摂取量が増えました。冷凍食品や出来合いのものも買わないので人工保存料や着色料、香料などの摂取量も少ないと思います。
正直なところ、確かに自分でもコレといって悪いところは見つからないのです。強いていえば量だけかな。
トンデモ科学?!血液型ダイエットを勧められる
これを取り入れてみて、と紹介されたのが血液型別ダイエット。この「ダイエット」とは痩せる為のダイエット行為ではなく食物を指します。
すでにお馴染み、私の大好きなトンデモ科学告発サイト、 Quackwatchでも叩かれているダダモ博士が考案/提唱するこの方法……
食品に含まれる特定の成分が、体内に摂取されたのち血液型別に血液中で反応することで代謝を良くしたり、また反対に悪くしたりする。だから自分が上手に消化できる食べ物を選んで食べましょう
日本では「減量」目的で紹介されているようですが、それよりも健康体を手に入れるためのごはんの食べ方指南のように思います。
しかーし。
これは正直難しい。私はAB型なのですが、肉類で避けた方がいいのは鶏・牛・豚・鴨・鹿。食べるべきなのは羊・七面鳥・うさぎ🐰
羊はまだしも、七面鳥にうさぎ……「今日の晩ご飯はうさぎの炒め物」が日常の家庭はどこに存在するのか。ちなみにA型夫に至っては、食べてOKな肉類はありません🤣
これはムリな上にどうも科学的信憑性にかけるので、真面目に取り組む気にはなりません。なので、頭の片隅においておく程度に留めます。
(nextPage)
アトピー完治・脱ステを目指して訪れた自然療法士、ナチュロパス。診断に続いて、食事方法のアドバイス・アトピー治療に効果のあるサプリや日常生活のアドバイスを受けました。
ナチュロパシーによるアトピー治療内容
私が提案されたのは:
【朝】
- 起きてすぐアップルサイダービネガー(リンゴ酢)のお湯割りを一杯
- 朝食(ハーブティのみでもよし)最低15分前に免疫強化ティンクチャ
- 朝食(ハーブティのみでもよし)の後にサプリ(セレニウム/亜鉛/女性用マルチビタミン/魚油)
【昼】
- 昼食最低15分前に免疫強化ティンクチャ
【夜】
- 夕食前にアップルサイダービネガー(リンゴ酢)のお湯割りを一杯
- 夕食最低15分前に免疫強化ティンクチャ
- 夕食中に消化酵素サプリ
- 夕食後に魚油
- プロバイオティクスサプリ
それとお風呂に入る前のボディブラッシュ。これはこちらではマスト行動のようで、どの美容指南書を読んでも載っています。
お風呂に入る前に乾いたボディブラシなどで円を描くように、心臓に向かって全身を軽くこする……というものです。こうすることで血行がよくなり、同時に古い角質を落とすということらしい。
さらに1日15分の散歩(血流、そしてストレス対策)、飲み物にマヌカハニーを入れて飲む(咳対策)……など。
プロバイオティクスはアトピー改善に効果があるのか?
完治を目指してのポイントは、やはり「消化」。プロバイオティクスサプリで腸内環境を整えて
消化酵素で消化を促すことだそうで。
プロバイオティクスとは簡単にいえば、ヒトのからだに役立つ細菌のこと。腸内フローラのバランスを改善し、カラダによい作用をもたらす生きた微生物。
よく知られるプロバイオティクスには乳酸菌やビフィズス菌があります。
乳酸菌やビフィズス菌が、おなかにいいというのは周知の事実。この「おなかにいい」は「からだにいい」訳で、プロバイオティクスは腸の中でこんな働きをします。
- 腸内細菌叢(フローラ)によい影響を与える
- 腸内感染を防ぐ
- 免疫のはたらきを調整する
- がんを予防
- アレルギーの予防に役立つ
- 炎症性大腸炎の予防に役立つ
- 動脈硬化の予防に役立つ
逆にいえば、プロバイオティクスが足りていないと腸内環境が悪化し、体に悪影響がでるのです。アトピーやアレルギー性疾患の予防にも効果があるとされています。
参考: 「プロバイオティクスって何?」大塚製薬
アトピー改善に亜鉛とセレン(セレニウム)が必要な理由
プロバイオティクス、消化酵素と共に液体亜鉛とセレン(セレニウム)を一日2ml飲むようにと
指導されました。亜鉛の働きとは:
- 120以上の酵素に含まれ、300以上の酵素の働きを助ける
- 細胞の形成や代謝に深く関係している
- 創傷治癒を早める
- ホルモン分泌の活性化
- 性腺分泌の活性化
- 妊娠の継続
- 糖、脂質代謝の正常性保持
- 細胞膜の安定化
- 皮膚の安定性保持
- 免疫の形成と活性化
- 網膜の安定化
- 唾液の分泌(味覚・臭覚の保持)
- アルコール分解
- 活性酸素の分解、除去
- 有害なミネラルの排出
そしてセレンはあまりポピュラーなミネラルとは言えませんが、活性酸素を抑える役をするグルタチオン・ペルオキシダーゼという酵素の生成に欠かせないミネラルなのです。
またアトピー治療でセレンのサプリを摂る大きな理由は,その解毒作用。砒素・鉛・水銀・銅・カドミウムといった金属の解毒にセレンは有効とされています。
セレンは魚介類・小麦・玄米・牛肉など日常的に食べるものに含まれてはいるのですが、実際にどの程度の量が含まれていて、どの程度を摂取できているかはわかりません。
……というのも、植物が育った土壌・魚介類がウロウロしていた海水の水質・牛が食べていた牧草が生えている土壌などに左右されるからです。
ちなみにニュージーランドの土壌にはセレンは含まれておらず、この国の人は基本セレン不足といれています。
そのためセレンが豊富に含まれるブラジルナッツ(ブラジルの土壌がセレンが豊富なんだとか)を食べましょう!という健康系記事をしばしば見かけます。
無理な脱ステ事故のもと。体の準備が整ってから、減らしていきます
- 分解/消化
- 免疫強化
- ストレス発散
Deeには「それほど難しいアトピーでもないから、よくなるわよ」と励まされました。
確かにこれを続けたらアトピーがよくなるだけでなく、ものすごく肌の調子がよくなりそうな気がしています。
ちなみにもうすっかりステロイド依存肌ですので今もステロイドは続行中。身体が準備できてないと、ステロイド断ちするのは自殺行為ですから。