出産前、夜って寝るまで何してたっけ……と贅沢に途方に暮れています。タローももうすぐ4ヶ月、ねんね(睡眠)トレーニング、通称「ねんトレ」を始めました。始めて5日目の昨夜、8時に目を覚ましている状態でコットに置いて3分でコテン。朝まで起きませんでした😆
寝かしつけ、夜泣きをなくす「ねんねトレーニング」
新生児のころから親と赤ちゃんは別々に寝るのが基本な欧米では(最近それも変わってきていますが……)色々な書籍やDVDなどHOW TOモノがあり始める月齢は早ければ早い程習慣付けがラクといわれています。私が選んだのは寝かしつけのテクニックのために「The Sleepeasy Solution」。夜通し眠れるようになること、そのための必須条件として「ひとりで眠りにつけるようになる」ための方法がわかりやすく解説してあります。そして毎日のルーティンの組み立てのために「カリスマ・ナニーが教える赤ちゃんとおかあさんの快眠講座」。この2冊をもとにトレーニングを開始しました。
赤ちゃんにとって、睡眠はおっぱいと同じ位大切な栄養です
本によると赤ちゃんの推奨睡眠時間は、夜は11~12時間・昼間は3~4時間(月齢による)。心身共に健やかに発育するためには、これだけ眠る必要があるそうです。そして就寝時間は夜7~8時、最高に遅くても8時半。これより遅くなるとストレスホルモン、コルチゾールが発生し寝付きもご機嫌も悪くなり、睡眠時間が短くなるとか…… 確かに思い当たる節が多いのです。
なかなか寝付けないときにはどんどん疲れ、機嫌も悪くなり、更に眠れなくなる。その上遅くに寝たからといって朝ゆっくりという訳でもなく、寝足りてないから起き抜けから不機嫌。不機嫌でキーキーの赤ちゃんを相手にする私もストレスがたまるという悪循環……。どのお母さんも経験があるのではないでしょうか。
夜泣き対策、ポイントは「1人で眠りに戻れるか」
最近息子、タローの睡眠パターンが変わってきて、以前より寝かしつけに苦労するようになってきたな……と感じていたとき「4〜5ヶ月頃から睡眠パターンが変わり、これまでよく眠っていた子が夜起きるようになる」という記事を目にしました。どの子も必ず、夜中に何回か目を覚まします。そのとき夜泣きするかどうかは「1人で眠りに戻れるか」にかかっています。赤ちゃんは眠に落ちる瞬間と、違う状況で眼を覚ますと不安になるのです。考えてみて下さい。もしもあなたが自分が眠りについた部屋とは違うところで眼を覚ましたら不安になりますよね?
赤ちゃんもそれと同じ。お母さんに抱っこされておっぱいを飲みながら寝てたのに、目が覚めたらお母さんがいない。不安になって泣き出すのは当然です。だからこそ、ねんトレの大切なポイントのひとつはまだ起きている状態でベビーベッドに入れて、1人で眠りにつけるようにすることなのです。
ねんねトレーニングの方法
大丈夫よ〜 ちゃんと一人で眠れるからね〜
ママまた様子見に来るからね~
ママまた様子見に来るからね~
と声をかけて30秒以内に退室する。これを繰り返していると、始めは恐らく純粋に泣きつかれで寝てしまいます。でも何度か繰り返すうちに指を吸う、首を左右にゆっくり振る、足をリズミカルにバタバタさせるなど「一人で眠る方法(self-soothing)」を赤ちゃんが自分でみつけるのです。
ちなみにタローは初日泣く・泣きつかれて眠る・起きる・泣く……を繰り返し、しっかり眠りにつくまでに2時間かかりました。
が。
2日目は45分(チェックイン4回)
3日目は20分(チェックイン2回)
4日目10分(チェックイン1回)
そして5日目は3分、チェックインなしで朝まで!
曰く、5ヶ月を超え、体重も7kg以上あるのであればほとんどの赤ちゃんは夜中の授乳は必要ないそうで。ミルクー!おっぱいー!!と泣くのはお腹が空いているのではなく、単なる習慣なんだとか。
タローは7kgありますが、まだ4ヶ月。早寝になった分飲む合計量が少なくなるといけないので、私が寝る前、12時頃にDream Feed(ドリームフィード)しています。完全に起こさず、夢うつつの状態で飲ませてお腹いっぱいにし、空腹で起きないように先手を打つのです。
同時に、夜よりも難しいナップ(お昼寝)の習慣づけに挑戦中。お昼寝と夜寝はふか〜く関係しているのです……
ねんねトレーニング・お昼寝編
基本的な寝かしつけ方法は、夜と変わりません。夜と同じ「おやすみの儀式」をして、薄暗い部屋のベッドにおいて部屋からでて、泣いたらチェックイン。大切なのは、親が時間を守ること。朝7時起床、10時に1回目のお昼寝だったら寝ても寝なくても、毎日10時にコットにおくこと。今日は10時に寝かそうとしたけど、次の日はやらなかった……と毎日違うことをしていると赤ちゃんが混乱し、昼寝の習慣がつかないのです。
赤ちゃんに時間を合わせるのは正直大変です。お昼寝3回の頃には、日中出かけられる時間は1〜2時間とかになってしまいます。でも毎日のお昼寝を習慣づければ、日中2〜3時間は確実にお昼寝してくれて、ゆっくりママの自由時間が取れます。それを考えれば、スケジュール調整の大変さを補ってあまりある!と私は思っていました。
そしてこのお昼寝を疲れすぎる前、ちょうどいい時間にちょうどいい長さ取れると、夜もスッと眠りに入ることができるのです。
ねんねトレーニング、日本では難しいかもしれないけど
実際にねんねトレーニングをベースにした子育てをして、タローも4歳になりました。ねんねトレーニングで得たものは、
毎日寝足りている、ご機嫌な赤ちゃん
毎日日中2〜3時間の母の休み時間
毎日7時過ぎからの大人の自由時間
朝までぐっすり熟睡できる毎日。
実際にねんねトレーニングをやった経験上「泣かさない」というのは不可能に近いと思います。なぜなら、ねんねトレーニングは「泣いてもお母さん来ないんだ」と納得させることからスタートするのですから。
赤ちゃんは必ず泣きます。でも赤ちゃんは慣れるのも早いです。ギャン泣きを始めると、こちらも心が千切れるほど辛いです。でも今タローを見ていて断言できるのは、赤ちゃん期のねんねトレーニング中のギャン泣きがトラウマになっているとか、愛情に飢えているとかは一切ないということです。
……というか、彼は覚えてもいないと思う😂起きている間、ことあるごとに抱きしめて、キスして、大好きよ、宝物よと言い続ける。もちろん4歳になった今でも言い続けています(同時に死ぬ程怒ることも多々ありますけど)
日本では住宅環境上、泣かせっぱなしにするのは難しいかもしれません。でも挑戦できるのであれば、赤ちゃんのためにも、お母さんのためにもトライしてみて欲しいな、と思うのです。