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アラフィフ必見。知っておきたい化粧水の種類と選び方

日進月歩のコスメ業界。ひと口に化粧水といってもたくさん種類があり過ぎて、どれを選んでいいのかわからないことも多いのでは?

結論からいえば敏感肌さん、乾燥肌さんが選ぶべきなのは一般用化粧水。原料で注意しなくてはいけないのはアルコールです。 

日本の化粧水は6種類。欧米では?

現在日本で販売されている化粧水は大きく分けて以下の6種類です:

 一般用化粧水(柔軟化粧水/保湿が主な目的)

 美白化粧水(多くは一般肌用化粧水に美白成分が配合されている)

 プレ化粧水(導入液/化粧水の浸透をアップさせる)

 収斂化粧水(開いた毛穴を引き締める)

 アルカリ性化粧水(ヒビ、あかぎれ対策)

 ニキビ用化粧水(殺菌作用、収斂作用)

これが欧米圏になると4種類に減ります。

 収斂化粧水(トーナー)

 拭き取り化粧水

 水+グリセリンベースに精油等芳香原料の入った化粧水(ローズウォーターなど)

 一般肌用化粧水

日本と欧米、化粧水の違い

なぜ欧米圏では化粧水の種類が少ないのかといえば、化粧水の使用が日本ほど一般的ではないからです。

もともと欧米圏では化粧水とは収斂化粧水(トーナー)か拭き取り化粧水を指し、ニキビ肌やオイリー肌の人が使うアイテムです。洗顔でも落ち切らない皮脂を拭き取ることが目的なのです。

私はまさにこの違いを体験しています。NZ留学1年目、こちらのデパートのコスメ売り場で化粧水を買った時のこと。当時まだ化粧品原料の何たるかもわからない小娘だったので、勧められるままに購入したのがクリニークの化粧水でした。

早速使ってみると恐ろしいほどの清涼感。注射前のアルコール消毒とまったく同じ感覚で、数時間後には顔中まっ赤でパンパンに腫上がってしまったのでした。

その経験以来「海外コスメは肌に合わない」と思っていたのですが今思うとそうではありません。ただ単に高濃度のアルコールにやられただけだったのです。

日本における化粧水の役割

反対に日本における化粧水の一番の役割は肌を保湿して、キメを整えること。洗顔後の肌は保湿に必要な成分や油分も、汚れと一緒に落とされてしまっている状態です。

このとき化粧水を肌に与えることで、水分や保湿成分を補いあとに続く保湿アイテムを浸透しやすい状態にする……これが化粧水の基本的な役割といえます。

この基本性能に美白成分をプラスしたりアルコール分を増やすことで収斂作用を与えたり……と目的別の化粧水ができあがるのです。

化粧水、本当に必要?

コスメ化学者やアロマテラピスト、ナチュラル系ビューティセラピスト……利権のからまない識者は一様にこういいます。

収斂化粧水(トーナー)は必要なし。化粧品会社がもう一品売りたいために「トーナーは使わなくちゃいけません!」と言い出したに過ぎません

ただ、この意見は「収斂化粧水」の場合。収斂化粧水の主な目的、洗顔で開いた毛穴を閉じるのはアルコール配合の化粧水を使わずとも、水でパッティングすることで簡単にクリアできるからです。

最近では欧米圏でも、一般化粧水を推奨するビューティブロガーがほとんどのように感じます。 ただ私はイマイチ化粧水の必要性が実感できなかったのです。「洗顔で落としてしまった必要な油分を補う」のも化粧水を使う理由のひとつとされています……が。

これは強い洗浄力を持つ泡洗顔を止めて、油分を落とし過ぎない洗顔を心がければいいだけの話じゃないの?と。

化粧水を使う本当の理由

以前細菌科学者であり、100%ナチュラルコスメAzurlisのオーナー兼コスメ職人、Drタトレーに突っ込んだ質問をしたことがあります。「化粧水って何のために使うのでしょう?必要性がイマイチわからないのですが」。Drタトレーの答えはこうでした。

一般的な化粧水はアルコールを原料として使用していることが多いので、肌荒れを引き起こしたり乾燥を促す原因となります。収斂系の場合、アルコール分が全体の30%程度も含まれている事も珍しくはありません。

でもノンアルコールの化粧水は、肌から水分を奪うことは一切ないのです。 化粧水の働きは大きく分けて2つ。ひとつは保湿アイテムを使用する前、保湿成分が浸透する「道筋」を作って、肌奥部まで運ぶ「キャリアー(運び屋)」としての働き。

そしてふたつ目は、皮膚細胞をうるおす手助けです。ノンアルコールの化粧水の水分は保湿アイテムの下に閉じ込められます。そして表皮のケラチン質を整える役割を持つ、細胞間にある酵素に栄養を与えます。これらこそが化粧水を使用する本当の理由、そしてノンアルコールでなければ得られない効果なのです。

私はそれまで長らく化粧水を使っていなかったのですが、Drタトレーのお話を伺ったその日から化粧水復帰しました😝

確かに化粧水をプラスすることで、保湿アイテムの浸透力がアップします。

健康でトラブル知らずの美肌に必要なのは水分。そしてその水分を肌に与え、あとに続く保湿アイテムの効果をより一層高めてくれるのが理想的な化粧水といえるようです。

避けるべき成分はアルコール

ちなみにナチュラルコスメ、オーガニックコスメにおける化粧水はほとんどが一般用化粧水。ローズウォーターなど、芳香蒸留水を化粧水として使うのもおすすめです。

この場合、ブレンドオイルと同様、数種の成分をブレンドしてあるものの方が単体よりも効果は高いように感じます。気分のままに混ぜるだけで、自分好みの化粧水を簡単に手作りできますよ。