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やめられないとまらない。ニュージーランドの古着屋事情


突然ですがあなたは「中古品」に拒否反応がありますか?それともぜーんぜん気にならないというタイプ?今日は消費のペースがゆっくりなニュージーランドならではの古着屋さんのお話をば。

Opshop(オプショップ)を知っていますか?

ニュージーランドの人気バンド名にもなっているOpshopとはOpportunity Shopを略した単語。アメリカではCharity Shop, Thrift Storeと呼ばれているようです。公益財団が運営する活動費を稼ぐための店で、販売している商品は基本中古の寄付品です。着なくなった服、使わなくなった食器や日曜品、本、電化製品、家具など基本何でもあります。

このOpshop、ニュージーランドのどの街にもひとつやふたつはあるのです。ニュージーランドは物価が高いこともあり、日本と比べて消費のペースがとてもゆっくり。メルカリのようなオークションサイトはもちろん、公益団体のOpshop、または個人経営の中古ショップ(Second hand/セカンドハンドショップ)がいくつもあります。

ついで情報ですが、骨董品屋はAntique shop(アンティークショップ)。骨董品程価値はないけど古いもの(笑)を扱う店はCurious(キュリオス……好奇心)と呼ばれています。夫は情け容赦なく「ガラクタ屋」と呼びますけど😂

唯一の趣味、古着屋巡り

私、唯一の趣味が古着ショップ巡りです。ピンからキリまで古着ショップがあるのですが、この「キリ」ショップでイイモノを探すのが楽しくて楽しくて仕方ない。体育館並みの大きさの店内に、これでもか!!という位ズラ〜〜〜ッと服が並んでいて、まさに都会の宝探し状態。

デザインや色が気に入ってもサイズが合わなければそれまでなので、すべての条件が揃い、その上好きなデザイナーのアイテムが5ドル(500円弱ですね)とかだった日にはもうガッツポーズです。

そして何千着とある服の中から「これは」と手に取ったニットがカシミアだったり、デザイナーものだったりすると、なんというか過去50年間培ってきた自分の服を見る目・ファッションセンスに自信が持てたりします。

もうね、最近普通のお店で買い物する気になれないです。「これ日本だったらいいとこ5000円程度でしょ」というような服が100ドル近くしたりする……ということもあるのですが、それよりも何よりも、やっぱり宝探しの楽しさでしょうか。

さらに流行を無闇と追う年齢でもなくなり、自分に似合う色・素材・形がわかってきた。そうなるとそれ程新しいものにこだわりがなくなる……というか、むしろ現行でないアイテムを使って、オシャレに見せることが楽しくなってきたんですね。

Cloth Binでリサイクルしましょ

私は着なくなった服や靴等をポンポン処分できるタイプ。2シーズン着なかった服はもう出番なしと割り切って処分することにしています。

処分の方法は寄付。スーパーの駐車場や広場の片隅にCloth Bin(直訳すると「服用の入れ物」)という大きな箱がおいてあります。これに服やおもちゃ、リネン類などをどーんといれてくるのです。

このクロースビン、様々な公益団体への寄付となっているのですが、服がそのまま寄付される訳ではありません。古着チェーン店、SAVEMARTへ「商品」として卸されて販売されます。その売り上げが団体へと寄付されているようなのです。

ようなのです」というのが、古着屋さんで私が処分した服にこの再会する事がしばしばあるからで。このカラクリ、どこにも記載されていないので多分こういうことなんだろうな、と想像しているのですが。

NZ委託型ショップでの売れ筋サイズ

「キリ」ショップではなく「ピン」ショップでは服の買い取りもしてくれます。厳密にいえば「買い取り」ではなく、「委託(On be half)」なので販売価格(店がつけます)の◯%をショップに払うというカタチです。

ただ、委託ショップの場合には在庫が余っていたり、売れ筋サイズでない場合には断られる場合も。日本人女性に多い7号、9号は細すぎて売れないので断れられることが結構あります。ちなみに一番売れ筋のサイズは13号〜(NZでは14)だそう。

それにしても好みってやっぱり恐ろしい。処分した服を「あ、これいいじゃん」と手に取る事もしばしばあります。そしてこの古着屋さんで買った服を「もう着ないわ」と処分して、一週間後同じ店にパトロールに行くとまたまたフツーの顔して商品棚に並んでいたり……

これぞまさにリサイクル
多分エコバック使うよりも環境にやさしいことしてます。