さっき「これはどうしても一言いいたい!」と思うモノにぶつかったので、緊急アップ(笑)何かと言えば、クランベリーシードオイルとブドウ種子オイルの美容オイル、ザ・セラムです。
↑コレ。
ザ・セラムの全配合成分はクランベリーシードオイルとブドウ種子オイルのみ。
むしろ私好みのアイテムと言えるけど、何かモヤモヤする。このモヤモヤはどこから来るんだろう?と広告ページを熟読してみて、原因はコレか、と思ったのがこの2点でした。
- クランベリーオイルのオメガ3が毛穴を引き締める
- ミネラルオイルは油やけをする
クランベリーオイルのオメガ3が毛穴を引き締める ?
確かにクランベリーオイルはオメガ3、オメガ6必須脂肪酸のバランスが高配合率かつ素晴らしいのです。(リノール酸30-38% 、オレイン酸 22-26% 、リノレン酸20-38%)
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ローズヒップオイルもそんなこと言ってなかったっけ?
ローズヒップオイルは、リノレン酸(オメガ3)とリノール酸(オメガ6)という細胞膜を正常な状態に保つために必要な「必須不飽和脂肪酸」を約80%含んでいます。細胞膜が正常であれば細胞内に水分や養分を一杯ため込むことができるため、膨らんだような状態になります。
スキンケア大学 "開いた毛穴の引き締めは「ローズヒップオイル」におまかせ!"
クランベリーオイルの方がローズヒップオイルよりも高含有率だから、こっちの方がいいですよ!という理屈……?そんな単純な考え方でいいのでしょうか??
調べても調べても、納得のいく答えにぶつかりませんでしたが、その途中で話題のオイルすべてをブチ込んだ、なんだかいっそ清々しい(笑)フェイシャルオイル発見です。
あ〜 これは使ってみたい。
Blissoma Solutions "Restore - Deep Healing Oil Serum"
イブニングプリムローズ/グレープシードオイル/ホホバオイル/レッドラズベリーオイル/ローズヒップオイル/クランベリーオイル/タマヌオイル/ヘンプシードオイル/ポメグラント(ザクロ)オイル/シーバックソーンオイル/精油
単独オイルよりもブレンドオイルの方が効果が高いとDrタトレー(アザリスNZ)も仰っていたし、配合オイルの種類が多ければ多い程良し!なのかなぁと考えたり。でも「種類が多けりゃ多い程いい」の法則が当てはまるのであれば、ザ・セラムの2種類では物足りません(笑)
典型的な怖がらせ商法「油やけ」
そしてもうひとつ引っかかったのは「ミネラルオイルは油やけをする可能性がある」と言っていること。
……ホラ出たよ、と
以前にも記事に書きましたが、ミネラルオイルが油やけの原因となったのは1970年代頃まで、精製技術がまだ洗練されておらず、オイルに不純物が混ざっていた時代のお話です。
ミネラルオイル(鉱油)の濡れ衣を晴らせ!怖がらせ商法の典型
残念なことに今でもこの説は流布していて……というか、ナチュラルコスメメーカーが怖がらせ商法の武器として使っていて、本当のことだと信じている方も多いのではないかと思います。
もちろん私はミネラルオイルとクランベリーオイル、どっち使う?といわれたら、クランベリーオイルを選びます。でもこれは「ミネラルオイルは油やけするから」「肌に悪いから」というデマを信じているからではなく、保湿力だけで栄養分がないから。単に貧乏性的な理由です(笑)
実際のところ、 今地球上で最強の保湿力を持つのはミネラルオイル原料のワセリンだと言われていますので、栄養はいいから今は保湿を!!と言うような肌状態であれば迷わずワセリン塗ってテカテカな顔になりますもん。
だからね、ちゃんと某かの効果はあるんだから(毛穴が閉じるかどうかについて、私は半信半疑だけど)、ライバル(ケミカルコスメ)を貶めてお客様を集めるのはやめましょうよ、と思う訳ですよ。
ナチュラルコスメが胡散臭さを醸し出しているのは、こんなところが原因のような気がします。
とは言え ザ・セラム。
私は使っていませんが、原料から想像するにまあ割といいんじゃない?とは思います。それよりも私このメーカーさんのトナーが今気になっているんですけど……
バランシングトナー
水、ダマスクバラ花水、グリセリン(ヤシ由来)、ハス根水、キウイ果実水、ゲットウ花/葉/茎水、ザクロ果実エキス、イチゴ果実エキス、オリーブ葉エキ ス、トレハロース(トウモロコシ由来)、加水分解水添デンプン(トウモロコシ由来)、セイヨウシロヤナギ樹皮エキス、クエン酸(サトウキビ由来)、クエン 酸Na(サトウキビ由来)、タンブリッサトリコフィラ葉エキス、ベルノニアアペンジクラタ葉エキス、セイヨウニワトコ花エキス
アザリスNZのキュウリトナーアザリスNZのキュウリトナー(正式名称ハーバルトーナー^^;)愛用して早数年、フローラルウォーターだけでは満足できなくなってしまいました……やっぱりグリセリンやその他保湿作用があるものが入っている方が、肌への浸透が違うからです。
この観点からいうと、 バランシングトナー悪くなさそうな気がする。
結論:クランベリーオイルも食べた方が早い。多分。
外から与える vs 中から与える。
吸収効率がいいのはもちろん中から与えることです。
海外の健康オタクの間で、クランベリーオイルを始めとする冷搾シードオイルの注目度があがってきていると言われていますが、これは経口摂取がメイン。
オメガ3や抗酸化作用、ビタミンEをたくさん含んでいるからなのですが、ここでもまた
「亜麻仁油のときもそんなこと言ってなかったっけ?」と(^^;そしてそれだったらやっぱり吸収効率がいい魚油摂っときゃいいじゃん、と……
アマニ(亜麻仁)油以上!吸収効率のいいオメガ3系オイルとは
結論。
- 肌のためにオメガ3が欲しいなら、クランベリーオイルよりも魚油サプリを摂る
- ミネラルオイルは悪者じゃない
- バランシングトナーは使ってみたい
2017年5月追記:
クランベリーシードオイル&ブドウ種子オイルの時代は幕を閉じたようです.....
栄枯盛衰の激しいミラクルオイル業界、今王者の椅子に座っているのはカカイオイル(CACAY OIL)。
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