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アトピーにおすすめの洗濯用洗剤 〜発泡しなけりゃいいんじゃん

Photo by KINN Living on Unsplash


アトピー患者、日用品チェンジリスト上位アイテムとは

今を去ること10数年前、大人アトピー発症してからコスメだけでなく、日用品もナチュラル原料のものに変わっていきました。なかでも洗濯用洗剤や柔軟剤は一番最初にチェンジしたアイテム。一般的な洗濯用洗剤に配合されている洗浄剤や人工香料などが肌への刺激となるため、皮膚科の先生にもらった「アトピー患者のチェンジリスト」の上位に載っていたのです。

それ以来ず〜〜〜っと「肌に優しい」「環境に優しい」というエコ系洗剤を使用していたのですが、先日更にもう一歩前進。泡の立たない洗濯用洗剤「ecoegg(エコエッグ)」を見つけたのです。

アトピー患者が一般的な洗剤を避けるべき理由

そもそもなぜアトピーや敏感肌の場合、一般的な洗濯用洗剤は避けるべし!といわれるのか?これは洗濯用洗剤に含まれる6大成分を見るとわかると思います。
界面活性剤
界面活性剤は洗濯用洗剤において3つの働きをします。
・水を汚れと繊維の間に染み込みやすくする乳化・分散作用(汚れを水に混ざりやすくする)
・再付着防止作用(繊維から離れた汚れが、もう一度繊維にくっつかないようにする)
・水軟化剤水中のカルシウムやマグネシウムを捉えて、界面活性剤の効果を引き出す

酵素
界面活性剤では落としにくい汚れを落とす。つけおきすると効果的。

蛍光増白剤
本来の綿の色は「白」ではなく黄味がかった「生成り」。白い服やタオルなどは白さを出すために、繊維に「蛍光増白剤」が使われています。しかし、これは洗濯を繰り返すうちに落ちていってしまうので、これを補うために「蛍光増白剤」が配合されている洗剤もある。

漂白剤
シミや汚れの色素を化学的に分解する

アルカリ剤
洗濯水をアルカリ化し、特定の汚れを落ちやすくする さらにここに人工香料や保存料、着色剤などがプラスされています。

上記、ほとんどアレルゲンです😅 特に蛍光増白剤・漂白剤・人工香料・保存料などがいけません。もちろん洗い流してしまうタイプの製品ですが、繊維に残った成分にも反応してしまうのがアトピーなんですよね。

ちなみに私が長年使っていた、ニュージーランドを代表するエコ日用品ブランド、ecostore(エコストア) の洗濯用洗剤はこんな感じ:


ecostore(エコストア) ランドリーパウダー 【レモン】 2kg 洗濯用 粉末 洗剤


界面活性剤(14%、アルキル硫酸エステルナトリウム、アルキルグリコシド)アルカリ剤(炭酸塩、けい酸塩)、金属封鎖剤(クエン酸塩)、工程剤(硫酸塩)、pH調整剤(炭酸水素塩)、水軟化剤(アルミノけい酸塩、ポリアスパラギン酸塩)、泡調整剤(ヒマワリ種子油)、再付着防止剤(セルロースガム)、香料


エコストア洗剤に全く不満はありません。強いていえば「買うのが面倒臭い」くらい....... といっても、普通のスーパーで買えるんですけどね。それと洗濯時にパッケージの蓋開けて、パウダー入れるのが面倒臭いかな。どれだけズボラなんだという。


英アレルギー協会、アトピー協会認定。泡が立たない洗濯用洗剤「エコエッグ」



2ヶ月前に出会ったのがこれ、ecoegg(エコエッグ)。卵型ケースの中に2種類の丸いビーズ(ペレット)を入れ、洗濯機に入れていつも通りに洗濯するだけ。通常の洗剤を使用した時と同様の洗い上がりにになります。エコエッグの2種類のビーズは「トルマリンセラミック」と「ミネラル」。
  • トルマリンセラミック:繊維にくっついた汚れを剥がす働きをする
  • ミネラル:水中の酸素分子をイオン化して繊維の奥まで浸透させ、汚れを浮き上がらせる
イオン化された酸素分子は水のpH値を高くするので、洗濯物に自然な柔軟作用を与えます。肌刺激を徹底的に避けたい!という場合には、柔軟剤を使わなくてもOKなのです。このミネラルビーズに天然香料で香りがつけられているので、洗い上がりもいい香りですし。

アレルゲンとなる成分が添加されていないので、アトピーにもこれ以上ないほど安心。また石鹸成分がないので、環境にもとても優しい洗濯用洗剤と言えます。

中に入れるビーズの量で54、210、720回分の洗濯が可能です。


エコエッグで洗濯2ヶ月経過



一片の不満もなし!です。
「洗剤をスプーンですくって、洗濯槽に入れる」という動作が必要ないのが何よりもうれしい......どれだけ怠惰なんだ!って感じですが😅これ正直な感想です。洗剤を入れておく場所もいらないし、ストックもいらない。洗濯機周りがずいぶんとスッキリしました。

洗剤を買う回数が激減したのも嬉しいところ。私が購入したのは210回分、購入価格40ドル程だったので1回20セント位。エコストアが1回26セント($8.50/32回分)だったので節約にもなるかな....... でもそれよりも買う手間、洗剤を入れる手間がなくなるのが大きい。

肝心の汚れ落ちについては、エコストアなどのエコ系洗剤と遜色なし。もともと泥汚れなどひどい汚れは予洗いしたり、一晩漬けおきしているので変わりはありません。洗い上がりの香りもいいし、白モノ衣料が黄ばんできた感じもなし。

ちなみにエコエッグのレビューを読むと「生臭いニオイになった」というのがあるのですが、これは一般的な洗剤からスイッチした時に起こることらしい。洗濯槽の隙間やパイプなどに洗剤のカスがつき、これが悪臭の原因となるよう。一般的な洗剤にはこの悪臭をカバーする成分が加えられているので気になりませんが、エコエッグの場合はカバー成分がないので、ニオイが発生する場合があるとか。私は最初からニオイもなく快適に使用することができましたが、ニオイが気になる時には洗濯槽を洗ってから使用するといいようです。

アトピーに、エコ活動に、節約にかなりおすすめ

アレルギーUKNational Eczema Society(英アトピー協会)とパートナーシップを提携しているecoegg (エコエッグ)。肌刺激となる成分が一切入っていないのだから「肌に優しい」としているエコ系洗剤の上を行くのは当然のように思います。

今世界的な取り組みが進んでいる、プラスチックマイクロビーズは洗剤にも入っていることが多いよう。エコ的な観点からも、環境負荷の高い人工界面活性剤を使った洗濯用洗剤よりも、エコエッグはいいと優秀だと思います。さらに純石鹸と違って石鹸カスがでることもないので、洗濯機の手入れもラクだし(←これ重要)。

また冷水での洗濯OK、泡が出ないのですすぎも短くできると色々な面で節約ができるのも嬉しい点かな...... でも一番気に入ってるのは、やっぱり「洗剤をスプーンですくって、洗濯槽に入れる」という動作が必要ないことだったりします(笑)