数秘術 マスターナンバーとパワーナンバー

1〜9までのルートナンバーよりもスピリチュアルな色合いが濃くなる、マスターナンバー11・22・33。導きを与える役目を請け負った、人生ハードモードになりがちなナンバーです。

数秘術におけるマスターナンバーとは。ルートナンバーとの違いは?

生年月日や姓名を単数になるまで計算し、導き出した数字を用いて分析する数秘術。しかしながら現在多くの流派が11・22・33は単数にせず、マスターナンバーとして扱います。

ライフパスナンバーの計算方法

数秘術の基本計算ルールはいたって簡単。生年月日をバラバラにして、単数になるまで足していくだけです。

この方法で算出されるのはライフパスナンバーと呼ばれる、あなた自身が選んで生まれてきた、今生でクリアを目指す数字です。

1〜9までの数字をルートナンバー、11・22・33をマスターナンバーと呼びます。

(例1)1976年6月21日生まれ→ライフパスナンバー5

STEP
生まれ年を足し算
1+9+7+6=23→2+3=5
STEP
生まれ月日を足し算
0+6+2+1=9
STEP
合算、単数にする
5+9=14
1+4=5(14/5)

(例2)1973年9月27日生まれ→ライフパスナンバー11(マスターナンバー)

STEP
生まれ年を足し算
1+9+7+3=20→2+0=2
STEP
生まれ月日を足し算
0+9+2+7=18→1+8=9
STEP
合算、単数にする
2+9=11
(29/11)

計算方法によってマスターナンバーではなく、ルートナンバーが導き出されるパターンもあります。


1・2・3は「啓発のトライアングル」

マスターナンバーは2(11)・4(22)・6(33)いずれかの強化版であり、さらに「啓発のトライアングル(Triangle of Enlightment)」 のエネルギーが加わった、ルートナンバーよりも強い波長が特徴。

ライフパスナンバーに現れた場合、何度も生まれ変わりを繰り返した古い魂(オールドソウル)であり、各ルートナンバー(2・4・6)を過去生でクリア済みと考えられています。

波長が強いだけに扱いが難しく、 うまく使えれば強大でポジティブな力を発揮できますが、ネガティブに向かった時の落ち込み度合いも半端ではありません

よくも悪くも強大なパワーを持つマスターナンバー攻略にチャレンジするには、ある程度の経験が必要なのです。

11は行動力抜群で直情的な1が、2の繊細さ・直感力によってコントロールされています。11が最大限に発揮された時にはただの直感ではなく、自信を秘めた直感となるのです。

22は繊細で直感的な2が、現実的・実用的な4に支配されています。22が「マスタービルダー(建築の匠)」と呼ばれる所以です。

33はクリエイティブで自由、ある意味破滅的で収拾のつかない3が倍という大変な数字ですが、責任感が強く思いやり深い6によって支配されています。

マスターナンバーの影響力は現実世界とは違うところで感じられます。これこそが「スピリチュアリティが高い」とされる所以です。

3つのマスターナンバーに共通するミッションは、この物質世界において精神的な見方を広めること。そして幸せな人を増やしてより良い世界を作ることですが、それぞれアプローチの方法が違います。

例えば困っている人に対して:

  • 11さん→困っている本人が自分で解決するための気づきを与える
  • 22さん→困る人がいなくなるように、仕組みを作る
  • 33さん→困っている原因を一緒に取り除こうとする
重要ポイント
マスターナンバーとルートナンバーに優劣の差はありません。数字にヒエラルキーは存在せず、すべての数字は等しくその価値と重要性を持ちます

33はマスターナンバー?

ほとんどの流派が33をマスターナンバーとして取り扱っていますが、従来の現代数秘術ではマスターナンバーは11、22のみ。

「33をマスターナンバーとするか否か?」という議論は今でもヌメロロジスト(数秘術師)の中で交わされています。

これは33という数字の持つ波長が強すぎて、ライフパスのクリアが至難の技だから。多くの人は 33ではなく6として生きる方がクリアしやすく、人生がずっと楽になるのです。

ただ現在、地球そして人類はものすごい速さで進化しており、それに伴いマスターナンバー33を持つ人々も増えています。

この強烈な波長の数字を乗りこなし、ライフパスクリアの課題に挑戦できる素養を持つ人も増えているので、「33はマスターナンバーか?議論」が終わりを迎える日も遠くないでしょう。

44・55・66・77・88・99はマスターナンバー?

数秘術が発明されたといわれる古代ギリシャの昔から、11・22・33は特別な数字と認識されていました。

神秘的で強いパワーを持ち、スピリチュアルな世界、そして己の内面と通じると考えられていたのです。

11・22・33がマスターナンバーと呼ばれるのは ゾロ目だからではなく、1・2・3から派生しているから。「啓発のトライアングル(Triangle of Enlightment)」を形成しているのです。

そのため多くの流派では44(8)・55(1)・66(3)・77(5)・88(7)・99(9)は マスターナンバーではなく、パワーナンバーとして扱います。

ライフパスナンバーなど各数字を求める計算で、単数(または11・22・33)になる直前の2つの数字をサブレッスンナンバーと呼びます。

例えば同じライフパス8が現れる場合にも62/8、17/8、53/8、44/8などパターンが違います。それによってライフパス8クリアに向けてのアプローチ(=考え方や行動の傾向)に違いが出るのです。

そしてサブレッスンナンバーにパワーナンバーが現れた場合、その影響はとても強く、また単数を支える強力な土台として作用します。

例えば44/8の場合、目標達成に向け実務的に一つひとつコツコツと積み上げる、堅実なアプローチといった具合です。

ボトムライン

強力なエネルギーを秘めたマスターナンバーは諸刃の剣。素晴らしいポテンシャルを持つ一方で、使いこなして開花させるのは難しく、修行のような波瀾万丈の人生であることが多いのです。

自分を理解するのが難しかったり、「世に役立つことをしなくてはいけない」というような強迫観念を抱くことも珍しくありません。

特にライフパスナンバーに現れた場合、最も強い影響を生涯にわたって受けるでしょう。